学習する家族-Learning Family-

量産型ワーキングファザーの備忘録

何を大切にする大人たちに接してほしいか/「男子御三家」おおたとしまさ氏著 

おはようございます、「学習する家族」のみったです^^

 

男子御三家 なぜ一流が育つのか (中公新書ラクレ)

男子御三家 なぜ一流が育つのか (中公新書ラクレ)

 

 

 

男子御三家

 

都心の中高一貫男子校で青春を過ごした自分にとって

多少なりとも思い入れがある言葉です。

男子御三家の卒業生ではありません。

 

「御三家」という言葉が指すのは進学実績や偏差値ではなく、

創立から今にいたるまでの時間の経過の中で熟成されてきた

文化イコール伝統にこそ本質があると感じられる一冊です。

 

開成は「毎日が運動会」

麻布は「毎日が革命」

武蔵は「毎日が散歩」

 

ここにある「毎日」という言葉、

これが実は大切なことと思います。

 

文化とは日常であり、生活であり、習慣です。

 

そこの通う学生たちが、

毎日を何に考え、何を自分のアイデンティティとして

過ごすのかということが中心に据えられていますが

それはすなわち学生に関わる大人たちがどのように

自分自身のポリシーを貫くか、主体的に関わるか。

 

我が子に何を大切にする大人たちに接してほしいか、

教育を考える上で実は大切なことにように感じさせられました。