ゴリラに学ぶ子育て
こんばんは、『学習する家族』のみったです^^
こないだ読んだ本に興味深い一節がありました。
「ゴリラから人間関係を学べ」
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山極
「ゴリラの集団は、一頭のオスと複数のメスからなります。
母親は生まれたばかりの子供は手放しませんが
2歳位になるとシルバーバック(背中の毛が白くなった成熟したオス)に子育てをバトンタッチする。
子どもも最初は不安がっていますがやがて白いシルバーバックの背中の後ばかりついて歩くようになる。
白い背中は子どもにとって安全の印ではないかと。」
たけし
「テレビでも映していたけど、メスがシルバーバックのところに子どもを置いて、
自分の餌を探しに行く光景は、見ていて興味深かったですね。」
山極
「あれはオスがメスを試しているんです。メスにとってオスの一番大事な資質というのは、
子どもを預けられる能力があるかあどうか。
子どもをシルバーバックの横にポンと預けておいて自分は少し離れながら様子を見ている。
それで子どもとオスがうまいこと付き合えるようになるとだんだんと子どもと距離を置くようになる。」
たけし
「そこが面白いところですよね。」
山極
「ゴリラのオスが立派だと思うのは、子どもがじゃれて頭を叩いたり背中を蹴ったりしても、
微動だにしないことです・あれはすごいと思います。
要するに子供にとって一番頼りがいのある保護者というのは、
どんなことがあっても動じないことなんです。
それでいて、子どもになにか危険なことがあると、すごく素早く動くんですよ」
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親の道に入門し早一年半の私、
子どもの成長に驚き、
食器を華麗になげる、
勢いあまって壁に頭をぶつける姿に日々動じております。
ゴリラの背中に学ぶものは無数にありそうです。
今日からはシルバーウィーク、
西の山から孫に会いにやってきていただいた
偉大なるシルバーバック(義父)の背中に
学びたいと思います。
皆様、よい秋を。
参考文献)
たけしのグレートジャーニー(新潮社)
- 作者: ビートたけし,関野吉晴,塚本勝巳,長沼毅,佐藤克文,窪寺恒己,鎌田浩毅,村山斉,西江雅之,荻巣樹徳,山極寿一,松浦健二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/05/16
- メディア: 単行本
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